『天気の子』の心理学的考察 みんなが感じた「違和感」の正体を探ってみた【ネタバレ注意】

そして筆者は、御柱祭りの御柱はご神木でなく、神前に捧げる生贄だという。 監督自身、観た人を「怒らせたい」なんて言っていたし。

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つまり、2000年代初頭以降の「他者軸」や「崇高なものとの同一化による自己肯定感」の時代における「超自我」との向き合い方ということです。

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

それは、 「晴れ女」として 働けば働くほどに「透明」になり 最終的には「人柱」として 「天に召されてしまう」ということ。 屋上の社には『天照大御神』が祀られていたという事• ただセカイ系は、「お母さんと息子」という全能感をもったまま存在できる乳幼児期の世界に近いものがあるんですよね。

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あはれ君いかなる野辺の煙にてむなしき空の雲となりけむ(新古今) 主人公の帆高は陽菜が〈人柱〉になることを全身全霊で否定する。 天気の巫女は人の願いを受け止めて、それを空へと届ける特殊な能力を持っている、と。

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

そういえば、今って自分を押し出すのはカッコ悪いとか、恋愛に夢中になることすらカッコ悪いという雰囲気もありますよね。 よければこちらもお楽しみください。

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だから唯一の入り口ってわけではないみたいですね。

『天気の子』の心理学的考察 みんなが感じた「違和感」の正体を探ってみた【ネタバレ注意】

春井 そうとも解釈できると思います。 そこへ呼ばれたのが人の気持ちを晴らすことができる帆高です。 で、帆高が作中でなにも成長してない、共感しづらい主人公だという意見がある。

巫女・人柱=陽菜 死者を荼毘に付した際に立ち上る煙(けぶり)を題材にした、次のような和歌もある。

天気の子を解釈する4 トリックスター、日本神話からの視点。

陽菜を奪われたから雨を降らせているとも取れます。 雨害には降雨の神の力が働いているかも?という事• そして、陽菜は消えてしまう…… なんとかホテルに泊まることができた3人。

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そのときから、彼女は「空と繋がった」と言うのでした。

『天気の子』の「違和感」の正体は結局何だったのか? 心理学的に考察してみた(超絶ネタバレ)

陽菜の弟・凪はinnocent(純真な)子供元型 Archetypeであると同時に、男女入れ替わりをするので、いたずら好きなトリックスターの役割も担っている。 陽菜が連れて行かれたのは「統合失調症的世界」 Credit: 2019「天気の子」製作委員会 春井 そうですね。

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そういう物語と言えなくも、なくもなくもないのではないだろうか。