血液・体液曝露事故(針刺し事故)発生時の対応

PEPが必要と考えられる臨床状況を表2に、推奨されている薬剤の例を表3に示す。 血液と比較するとその他の体液の感染性は劣るが、母乳、羊水、脳脊髄液、腹水、胸水、関節液、精液、膣分泌物については HBV 、HCV 、HIV の感染成立例の報告があって感染性が比較的高いと考えるべきである。 図11 総注射機会回数における実施者・内容別割合 図12 看護師の該当器材による注射実施割合の高い病棟(トップ5) (図11、12 引用:第16 回日本糖尿病教育・看護学会学術集会発表資料)・病院におけるペン型注入器によるインスリン注射の問題点は、本来在宅患者が自己注射することを目的とした安全機能のついていない注入器を、患者教育上やインスリン単位の間違いを防止するために医療従事者(看護師)も使用している点にある。

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針刺し事故• HBV ワクチンでは 1 シリーズで 3 回の接種(初回・1 か月後・3-6 か月後)を受ける。

針刺し損傷/日本の現状 Q&A

そのため、注射業務を実施する際は針刺し事故を未然に防ぐために、中空針の場合はリキャップしないこと、そして翼状針の場合はリキャップ不要の安全装置付きのものを使用するように各病院・施設で推奨されています。 テノホビル(TDF) +ラミブジン(3TC)• また、看護学生が媒介となって感染が広がる可能性がないとは言い切れません。 日常的に、スタンダードプリコーションを実施し、職業感染発生時の対応について体制を整備しておくことが重要です。

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現在効果のあるワクチンが存在しないため、事故後は経過観察となります。 C肝を刺したこともあります。

血液・体液曝露事故(針刺し事故)発生時の対応|解説編|診断と治療ハンドブック

HIV 0. しかし、日本でこれまで標準的に用いられて来た[テノホビル/エムトリシタビン合剤](ツルバダ錠)と[ロピナビル/リトナビル合剤](カレトラ錠)の併用の効果も確立しており、既に準備されている予防内服薬の組み合わせを今回の改訂に従って急いで変更する必要はないと考えられる。 【エボラ出血熱:全米看護師連盟が安全な対応を求める】 2014年、全米で最初のエボラ出血熱の患者が死亡した際、対応にあたった看護師も感染してしまいました。

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鋭利物による受傷• 精液,膣分泌物• 2005年の米国公衆衛生局ガイドライン 2)で推奨されている2剤ないしは3剤を併用した予防内服ではより高い感染阻止効果が期待され、実際に米国における2010年12月時点までのサーベイランス 2)でも、1999年以降職業的曝露によるHIV感染が確定した例は1件も報告されていない(職業感染の可能性を否定できない例は2009年に報告されている)。 曝露後予防策とフォローアップについてはこれらの結果に応じて対応する方法が異る。

HIVに感染する確率【低い】どのくらいの確率-検査hack

せっかく勉強して念願の看護師になったのに、看護師を辞めるのは勿体ないです。 針先についている血液を誤って刺してしまう。

皮膚面への曝露については、皮膚表面に傷がある場合理論的には感染リスクがあるが、その確率はほぼゼロに近いと想定される。 投与期間は 4 週間とする。

感染症に気を付けよう!看護師の針刺し事故の予防方法と事故後の対処方法

労働者の安全を守ることは事業者の義務です。 新規患者のうち男性が806件です。

・使用病棟において看護師の実施割合を比較すると、主に教育入院が多い糖尿病内科病棟より外科病棟の方が3 倍~ 7 倍と著明に多い傾向にあった(図12)。 (表 3. HIVのみでなくHBVやHCVも考慮して対応する はじめに 医療行為を行う限り、針刺し事故をはじめとする体液への曝露事故を完全に回避することは不可能である。

皮下注射針で針刺し

抗HIV薬の改良により副作用が軽減されたこともあり、職業的曝露後のPEPにおいてもあえて基本レジメンを選択する必然性は薄れていた。 曝露後予防の実際 まず、曝露部位を多量の流水と石けん(眼球・粘膜への曝露の場合は大量の流水)で洗浄することが重要である。

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発生状況や発生器材の中で、その割合が増加傾向にある状況や器材については、安全器材や廃棄容器に関連する受傷事例の割合も含めてさらに詳細な検討が求められている。

血液・体液曝露事故(針刺し事故)発生時の対応

特定の臨床状況(表4)では専門家との相談が必須であるが、相談のためにPEPの開始が遅れることがあってはならない。

しかし、予防接種を受けているからといって、感染する可能性がゼロになるとは言い切れません。 HIVの検査 HIVの検査に関しては、以前記事にしています。